日々の暮らしを奏でる白塗りの壁
果てし無く続いて行く手を阻む
見上げれば空に届き
掘れば地底に達しかねない
不気味に輝いて
見れば眩暈を誘い
近づけば異臭に鼻を擽られる
回り込むにも途切れる箇所は無く
引き返せば程なく再びまみえる

壊してしまいたい
砕いてしまいたい
それができたら何と幸せなことか